研究所概要

第20回国際歴史言語学会(ICHL2011) 国際ワークショップ(終了)

第20回国際歴史言語学会 国際ワークショップ(終了)
日 時 2011年7月28日(木) 8:30~12:40
場 所 国立民族学博物館 講堂(地図
内 容

「手話の歴史言語学
  ―データベースの構築と一般歴史言語学における展開を目指して―」
 ■手話の類型化と多様性のモデル化における歴史的研究の役割
    /テッド・スパラ (ロチェスター大学)
 ■1901年から2011年に至る日本手話の歴史的変化のデータベース
    /神田和幸(中京大学)・大杉豊(筑波技術大学)
 ■日本手話における性標識と親族関係標識についての通時・共時的分析
    /大杉豊(筑波技術大学)
 ■東南アジアにおける手話言語の歴史(比較)言語学的研究
    /ジェームズ・C・ウッドワード・JR(香港中文大学)
 ■東アジアにおける手話言語の歴史言語学的視点からみた語彙比較
    /佐々木大介(武蔵野大学)
 ■ディスカッション
   /司会:大杉豊(筑波技術大学)

使用言語 英語・アメリカ手話
(日本手話・日本語への同時通訳あり)

  • チラシ

ジム・カミンズ博士講演会(終了)

開催日:2011年2月20日(日)
 
開催場所:東京・渋谷「リフレッシュ氷川」
 
講演:ジム・カミンズ[Jim Cummins](トロント大学大学院教授)
 
テーマ:「21世紀のろう教育のあり方―学力を育てるバイリテラシー教育とは―」
 
参加者数:119名
 
 
共催(社福)全国手話研修センター日本手話研究所
(社)東京都聴覚障害者連盟、母語・継承語・バイリンガル教育研究会

手話研究シンポジウム(終了)

手話研究シンポジウム2010in 東京

~「わたしたちの手話」発行から40年とこれから~


日本手話研究所の前身となる手話法委員会が(財)全日本ろうあ連盟に発足し、「わたしたちの手話」が発刊されてから40周年を迎えました。標準手話確定普及研究のこれまでの歩みを振り返り、また今後の日本における手話研究全体の発展を願い、本シンポジウムを開催しました。多くのご参加をありがとうございました。

主催:社会福祉法人全国手話研究センター日本手話研究所
共催:昭和大学病院

手話研究シンポジウム2010in 東京(終了)
日   時 2010年4月29日(木・祝) 10:00~16:30(受付:9:30~)
開催場所 昭和大学 上條講堂
東京都品川区旗の台1-5-8(東急池上線/大井町線旗の台駅徒歩5分)
スケジュール

10:00  開会
10:05  講演:「手話言語学とろう教育(仮題)」
       サム・スパラ氏(アリゾナ大学准教授)
12:00  昼食/休憩
13:00  特別講演:高田英一氏(日本手話研究所所長)
13:30  基調講演:日本手話言語地図の作成研究
       大杉豊氏(筑波技術大学准教授)
13:50  パネルディスカッション パネリスト紹介
16:30  閉会


講師紹介

【午前の部】

サム・スパラ氏(Dr. Samuel Supalla)(アリゾナ大学(University of Arizona)准教授)
手話言語学の成果をろう教育の現場でどう活かすか、逆にろう教育現場での知見を手話言語学にどう還元するか、ろう児への手話による教育の重要さを主張してバイリンガル教育の黎明期を牽引し、現在もなお手話教育の研究と実践を行っています。また、アメリカ手話の優れた語り部として、ベン・バーハン氏と双璧を成す存在です。

【特別講演】

高田英一氏(日本手話研究所 所長)

(財)全日本ろうあ連盟書記長、副理事長、理事長、(福)全国手話研修センター常務理事を歴任。日本手話研究所初代の所長であり、手話の研究にも情熱を注いできた。現在も日本手話研究所所長として標準手話の研究、日本語ー手話辞典の改訂版編纂に活躍中。
「わたしたちの手話(5)」から「新しい手話2010」まで長くにわたり携わっている第一人者である。「歩く手話辞典」という異名をもつのも標準手話の研究に長年力を尽くしてきた称号である。

【基調講演】

大杉豊氏(筑波技術大学准教授)
米国ロチェスター大学で手話言語学を学び帰国、日本手話研究所事務局長としても活躍中。全日本ろうあ連盟及び47加盟団体の協力を得て実施した「日本手話言語地図の
作成研究」の成果を報告する予定。年代による違い、地域による違い、手話単語の多様性をテーマにするパネルディスカッションの司会も務めます。

パネルディスカッション パネリスト紹介
◆北海道/金原輝幸氏
北海道出身/室蘭ろう学校、旭川ろう学校、札幌ろう学校卒。
札幌聴力障害者協会青年部や東京都聴覚障害者連盟青年部、北海道ろう連盟理事を経て、現在札幌聴力障害者協会東区支部副支部長、日本手話研究所標準手話確定普及研究部研究員北海道班。
◆東北/那須英彰氏
山形県出身/山形県立山形聾学校、筑波大学附属聾学校を経て青森大学社会学部卒。
NHK教育テレビ「手話ニュース845」キャスター、日本手話研究所標準手話確定普及研究部研究員関東班。趣味はスキューバダイビング、温泉巡り、グルメ巡り、ドライブ。
◆関東/岩田恵子氏
東京都出身/埼玉県在住。
東京教育大学附属ろう学校(現筑波大学附属ろう学校)を経て淑徳大学卒。
埼玉県ろうあ者相談員として24年間勤務後、特別養護老人ホーム「ななふく苑」の施設長として2年間勤務。現在、熊谷市障害者相談支援センターの非常勤専門援助員(聴覚障害担当のピアカウンセラー)、埼玉県身体障害者相談員、熊谷市ろう者協会役員。
◆中部/河合依子氏
岐阜県出身。
岐阜ろう劇団いぶき代表。全日本ろう者演劇会議会長、岐阜市聴覚障害者福祉協会手話対策部長、岐阜市手話講師団代表など活動中。
趣味はスキューバーダイビング。
◆関西/高塚 稔氏
奈良県在住/奈良県立ろう学校、大阪府立生野ろう学校を経て近畿大学理工学部卒。
日本手話研究所標準手話確定普及研究部本委員/関西班班長。竹中工務店勤務後、念願の1級建築士獲得。平成8年「コンクリート」から「人」へと決意、竹中工務店を勇退し大阪のろう重複障害者授産施設「なかまの里」へ援助員として転職。平成21年、手話研究を専念するためになかまの里を退職。現在に至る。
温泉旅行(海外旅行はだめ)と映画鑑賞と読書とドライブなど多趣味。
◆九州/穐田綾子氏
長崎県出身/長崎県立ろう学校卒。
兄弟6人中3番目の次女。
現在熊本県在住。熊本県ろう者福祉協会女性部長、九聴連女性部長、熊本県立熊本聾学校寄宿舎臨時指導員を務める。

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