刊行物

『手話・言語・コミュニケーション』

 1990年から2006年まで刊行してきた『手話コミュニケーション研究』を『手話・言語・コミュニケーション』と改題し、2014年から発行しています。
 
【再刊にあたって(第1号 編集後記より抜粋)】
 一つに、ろう者、聴覚障害者、手話関係者を核心的な対象とし、手話・言語・コミュニケーションに関心を寄せる幅広い国民を読者層として設定する
 二つに、手話・言語・コミュニケーション関連で、高校生以上が読め、関心を深められるように工夫して公立、学校図書館に配置できるようにする
 三つに、『季刊MIMI』(ろう者の社会生活を中心に編集)、『手話通訳問題研究』(手話通訳活動を中心に編集)との棲み分けを明確にする
 四つに、教育、文化(言語、歴史、考古、動物など)、医学(心理、障害、リハビリテーション、耳鼻など)を含む認知科学からの視点で編集する
といった幅広い分野からの発言を求めることを目標にしています。
  1. 『手話・言語・コミュニケーション』第12号  特集:ろう者と映画
    第12号
    「手話コミュニケーション研究」改題通算71号

    <巻頭言>
    ・さがの映像祭によせて 横地由起子

    <特集:ろう者と映画>
    ・ろう映画のエポックメーキングー8ミリフィルムカメラのファインダーから覗いてみた深川勝三監督ー おおだてのぶひろ
    ・東京国際ろう映画祭の軌道 牧原依里
    ・ろう者俳優 那須英彰さんにインタビュー
    ・ろう者俳優 津田絵理奈さんにインタビュー
    ・きこえない人と映画字幕 重田千輝

    <シリーズ 手話の歴史8>
    ・石川手話の歴史(後編) 藤平淳一

    <連載>
    ・手話を学ぶ人のための言語学への招待(3)ー企業・組織における言語対応の拡大についてー 加藤三保子
    ・ある人生 卓球とコミュニケーション(2) 竹島春美
    ・手話とその語源(11)<北海道編4><九州編3>

    <寄稿>
    ・日本に避難のウクライナろう者にインタビュー 中山慎一郎
    ・「難聴児の早期発見・早期療育推進のための基本方針」を読み解く 武居 渡

    <書評>
    ・『しゃべるヒト ことばの不思議を科学する』 長野秀樹

    <事務局だより>
    標準手話研究部、外国手話研究部、ろう教育研究部、手話で法律、手話言語研究セミナー、監修・その他、手話総合資料室、編集後記

    A5判 184ページ
    発行:2024年 2月1日予定 
    定価:2,000円(税込2,200円)
    ◆注文受付開始しました。2024年2月5日以降、順次発送予定です◆
    ◆2024年2月4日手話言語研究セミナーの会場にて販売いたします◆
  1. 第11号 「手話コミュニケーション研究」改題通算70号
    <巻頭言>
    ・全国手話通訳問題研究会・50年のあゆみ 渡辺正夫

    <特集:全国手話研修センター創立20周年に寄せて>
    ・必要とされ・支えられて成長した社会福祉法人全国手話研修センター 黒﨑信幸
    ・全国手話研修センター20年の歩み 小出新一
    ・社会福祉法人全国手話研修センターの道程 安藤豊喜
    ・「研修センター20周年」を語る座談会
    ・松本晶行氏にインタビューして
    ・全国手話研修センター後援会の10年の歩み
    ・全国手話研修センターへの期待 10聴覚障害者協会
    ・各部門の成果と今後の展望
    ➀手話事業、②手話言語研究所、③全国手話検定試験事業、④手話総合資料室、⑤障害福祉サービス事業、⑥社会貢献事業

    <シリーズ 手話の歴史7>
    ・石川手話の歴史(前編) 藤平淳一

    <連載>
    ・東北民話・手話語り(3) 半澤啓子・穀田千賀子
    ・手話とその語源(10)<北信越編2><北海道編3>
    ・ある人生 卓球とコミュニケーション(1) 竹島春美

    <事務局だより>
    標準手話確定普及研究部、外国手話研究部、ろう教育研究部、手話で法律、手話研究セミナー、監修・その他、手話総合資料室、編集後記

    A5判 198ページ
    発行:2023年 3月30日
    定価:1,818円(税込2,000円)
  2. 第10号 「手話コミュニケーション研究」改題通算69号
    <巻頭言>
    ・「デジタル革命」をどう考えるかー21世紀の新たな変革思想をめざして 尾関周二

    <特集:コミュニケーションとネットワーク>
    ・「目で聴くテレビ」の歴史と課題 大嶋 雄三
    ・聞こえるきょうだいSODAの告白と当事者宣言  藤木 和子 
           
    <特別寄稿>
    ・ろう学校理容科・美容科の歴史(1) 大西 孝志
    ・最初のろう教師・吉川金造 市橋 詮司
    ・ろう者の校長・辻本繁小伝 清野 茂

    <シリーズ 手話の歴史6>
    ・釧路・根室手話の歴史 蠣崎 日出雄

    <連載>
    ・手話を学ぶ人のための言語学への招待(2)
      ―社会言語学の課題― 本名 信行・加藤 三保子
    ・手話とその語源(9) <四国編2><北信越編1>
    ・月曜男の物語(3) 森﨑 興蔵
    ・東北民謡・手話語り(2) 半澤 啓子・穀田 千賀子

    <書評>
    ・『アイヌの権利とは何か』 佐藤 英治

    <事務局だより>
    標準手話確定普及研究部、外国手話研究部、ろう教育研究部、手話で法律、監修・その他、手話総合資料室、編集後記

    A5判 208ページ
    発行:2022年2月15日
    定価:1,818円(税込2,000円)
  3. 第9号 「手話コミュニケーション研究」改題通算68号
    <巻頭言>
    ・難聴者の聴覚補償と情報保障 大沼 直紀

    <特集:難聴とコミュニケーション>
    ・難聴と手話  宮田 和実
    ・中途失聴・難聴者の暮らしに安心と安全を 滝野 千里
    ・大塚ろう学校の乳幼児教育相談について 関根 久美子

    <特別寄稿>
    ・3・3声明 教師側の検証  稲葉 薫
    ・ろう文化宣言を振り返る  木村 晴美
    ・手話を学ぶ人のための言語学への招待(1) 本名 信行

    <シリーズ 手話の歴史4>
    ・滋賀手話の歴史  西垣 正展
    ・岩手手話の歴史  石川 敬

    <連載>
    ・手話とその語源(8)〈東海編2〉〈四国編1〉
    ・身振りから手話へ、音声から音声語へ(9) 髙田 英一
    ・ある人生 わが半生の記(後編) 大矢 暹
    ・月曜男の物語(2) 森﨑 興蔵
    ・東北民話・手話語り(1) 半澤 啓子・穀田 千賀子

    <書評>
    ・『手話・言語・コミュニケーション』第8号50周年記念号                田中 清之

    <事務局だより>
    標準手話確定普及研究部、外国手話研究部、ろう教育研究部、手話総合資料室、編集後記

    A5判 268ページ
    発行:2020年 12月 15日
    定価:1,818円(税込2,000円)
  4. 第8号 「手話コミュニケーション研究」改題通算67号
    <巻頭言>
    ・やさしい社会を明石から 泉 房穂

    <特別寄稿:ろう教育編>
    ・京都府立聾学校文化財指定資料とその意義 酒井 弘
    ・学生懇談会時代の思い出から 中川 綾
    ・藤本敏文の青春 西滝 憲彦

    <論文>
    ・聾学校における手話教育の系統性の在り方(後編) 尾田将史・大杉 豊

    <シリーズ 手話の歴史 4>
    ・山形手話の歴史  小松 幸悦
    ・秋田手話の歴史、試(私)論  加藤 薫
    ・「手話の歴史」について  大杉 豊

    <連載>
    ・手話とその語源(7)〈近畿編2〉〈東海編1〉
    ・身振りから手話へ、音声から音声語へ(8) 髙田 英一
    ・ある人生 わが半生の記(前編) 大矢 暹
    ・月曜男の物語(1) 森﨑 興蔵
    ・全国ろう学校歴史年表〈北海道・東北〉

    <事務局だより>
    標準手話確定普及研究部、外国手話研究部、ろう教育研究部、手話総合資料室、編集後記

    A5判 240ページ
    発行:2020年 2月20日
    定価:1,818円(税込2,000円)
  5. 第7号 「手話コミュニケーション研究」改題通算66号
    <巻頭言>
    ・漫画・言語・コミュニケーション 山本 おさむ

    <特集:手話の歴史3>
    ・広島手話の歴史  大西 章雄 
    ・富山手話の歴史  橘 勇一・石倉 義則 
    ・山梨手話の歴史  飯島 康夫

    <論文>
    ・聾学校における手話教育の系統性の在り方(前編)尾田 将史・大杉 豊

    <特別寄稿>
    ・カッコ悪い私のスタートライン 自転車で日本縦断の旅をして 今村 彩子
    ・佐藤在寛、その人物像と純口話法批判・手話擁護論 清野 茂

    <連載>
    ・身振りから手話へ、音声から音声語へ(7) 高田 英一
    ・ある人生 「ボクの学校」 植野 慶也

    <書評>
    ・「京都府北部手話の歴史」(薗田日出雄) 芦田 雅哉

    <事務局だより>
    日本手話研究所の新体制、標準手話確定普及研究部、外国手話研究部、ろう教育研究部、手話総合資料室、編集後記

    A5判 205ページ
    発行:2019年 7月 10日
    定価:1,818円(税込2,000円)
  6. 第6号 「手話コミュニケーション研究」改題通算65号
    <巻頭言>
    ・―聴覚障害乳幼児の療育・教育における人工内耳と手話の問題 田中 美郷

    <特集: 手話の歴史2>
    ・大阪手話の歴史  西滝 憲彦
    ・京都府北部手話の歴史  薗田 日出雄

    <特別寄稿>
    ・ろう教育に関わる教員養成の現状と課題  大西 孝志
    ・手話言語条例をめぐる言語論  佐藤 英治

    <連載>
    ・手話とその語源(6) 〈関東編2〉〈近畿編1〉
    ・身振りから手話へ、音声から音声語へ(6) 髙田 英一
    ・ある人生「わが家の系譜」第三回(最終回)  浅井 ひとみ

    <書評>
    『手話による教養大学の挑戦』を読んで  小中 栄一

    <事務局だより>
    手話イラスト作成の流れ、具体的な作業例、日本手話研究所新体制、標準手話確定普及、ろう教育研究部、外国手話研究部

    発行:2018(平成30)年9月20日
    定価:1,852円(税込2,000円)
    研究所在庫なし 文理閣に少し在庫あり
  7. 第5号 「手話コミュニケーション研究」改題通算64号
    <巻頭言>
    ・石狩市手話言語条例が無くなる日を願って  田岡 克介

    <特集: 手話の歴史>
    「手話の歴史」について  髙田 英一
    ・長野手話の歴史  内田 博幸
    ・熊本手話の歴史  松永 朗

    <特別寄稿>
    ・「手話言語条例」比較論  二神 麗子
    ・知的障害者のコミュニケーション手段-シンボルとサイン  藤澤 和子

    <連載>
    ・身振りから手話へ、音声から音声語へ(5)  髙田 英一
    ・ある人生「わが家の系譜」第二回  浅井ひとみ
    ・手話とその語源(5) 〈中国編2〉〈関東編1〉

    <書評>
    ・『手話を言語と言うのなら』を読んで  久松 三二

    <トピックス>
    ・『わたしたちの手話』その誕生史  重田 千輝

    <事務局だより>
    様々なジャンルの手話確定、掲載手話例、様々な手話を確定してきて、標準手話確定普及研究部、ろう教育研究部、外国手話研究部

    発行:2017(平成29)年12月10日
    定価:(税込1,944円 10月~1,980円で販売)
    完売しました。ありがとうございました。
  8. 第4号 「手話コミュニケーション研究」改題通算63号
    <巻頭言>
    ・母港・大阪市立聾学校  松本 晶行

    <特集: コミュニケーションと聴覚障害>
    ・入院治療におけるコミュニケーション  大杉 豊
    ・職場のコミュニケーション経験  大竹 浩司
    ・職場でのコミュニケーション課題 小出 新一
    ・幼小児の人工内耳と感性的なコミュニケーション  黒田 生子
    ・ろう学校のコミュニケーション  田中 清之

    <特別寄稿>
    ・ろう学校教員養成課程の提案  太田 富雄

    <連載>
    ・手話とその語源(4) 〈東北編2〉〈中国編1〉
    ・身振りから手話へ、音声から音声語へ(4) 髙田 英一
    ・ある人生(4)「わが家の系譜」第一回  浅井ひとみ

    <書評>
    ・『手話を生きる-少数言語が多数派日本語と出会うところで』  西滝 憲彦

    発行:2016(平成28)年12月16日
    定価:1,800円(税込1,944円 10月~1,980円で販売)
    研究所在庫なし 文理閣に少し在庫あり
  9. 第3号 「手話コミュニケーション研究」改題通算62号
    <巻頭言>
    ・手話言語条例によせて 平井 伸治

    <特集: 聴覚障害教育の展望>
    ・ろう者のバイリンガル教育の展望-手話でのコミュニケーションが概念発達を保障する- 井上 智義
    ・ろう教育の昨今-海外事情の断片- 渋谷 雄幸
    ・手話の活用とインクルーシブ教育の共存をめざして  鳥越 隆士

    <トピックス>
    ・NHK手話ニュースと翻訳 那須 英彰

    <連載>
    ・手話とその語源(3)〈九州編2〉〈東北編〉
    ・ある人生(3)ろうコミュニティで生きたい 嘉屋 恵
    ・身振りから手話へ、音声から音声語へ(3) 髙田 英一

    <書評>
    ・『聴覚障害教育の歴史と展望』(その2)髙田 英一

    発行:2016(平成28)年2月10日
    定価:1,800円(税込1,944円 10月~1,980円で販売)
    完売しました。ありがとうございました。
  10. 第2号 「手話コミュニケーション研究」改題通算61号
    <巻頭言>
    ・日本における新しい試み―手話言語法制定をめざしてー 石野 富志三郎

    <特集 手話:もうひとつの言語>
    ・手話という言語ー手話言語法をめぐってー 本名 信行
    ・手話とろう者ー家族・教育ー 河崎 佳子
    ・身振りから手話へ、音声から音声語へ(2)髙田 英一

    <論文>
    ・手話人文学の構築に向けて(2)ー手話コーパスプロジェクトー 大杉 豊・坊農 真弓

    <資料紹介>
    ・文明開化期の指文字資料ー東江学人『文明開化内外事情 初編 上中下』についてー 長野 秀樹

    <連載>
    ・手話とその語源〈北海道編 その2〉金原 輝幸
    ・手話とその語源〈九州編〉山口 健二
    ・ある人生 ろう学校の想い出 清田 廣

    <書評>
    ・『聴覚障害教育の歴史と展望』(第一回) 黒﨑 信幸

    発行:2015(平成27)年4月10日
    定価:1,800円(税込1,944円 10月~1,980円で販売)
    完売しました。ありがとうございました。
  11. 第1号 「手話コミュニケーション研究」改題通算60号
    <巻頭言>
    ・『手話・言語・コミュニケーション』の発刊によせて 黒﨑 信幸
    再刊にあたって 本名 信行

    <特集:聴覚障害と言語>
    ・身振りから手話へ、音声へ・コミュニケー ションの発展 髙田 英一
    ・ろう学校のテキスト 武井 渡
    ・国際手話とは 中山 慎一郎
    ・コミュニケーションと人工機器 田中 美郷

    <論文>
    ・手話人文学の構築に向けて-『聾唖教授手話法』を読み解く 大杉 豊

    <書評>
    ・『手話からみた言語の起源』(髙田英一著)高岡 正

    <連載>
    ・手話の語源 北海道編 金原 輝幸
    ・ある人生 「中途ろう者」の私 中川 綾

    発行:2014(平成26)年4月7日
    定価:1,800円(税込1,944円)
    完売しました。ありがとうございました。